昨日は娘のABCクッキングスタジオの料理教室だったため、連れて行きました!昨日のテーマは一汁三菜。和食はバランスよく食べましょうと先生が言っていました。
僕も「ダイエットでは栄養バランスが大切」と言うことを、いつも説明してきています。
その大切な栄養素の中でも、特に3大栄養素である「タンパク質」と「脂質」、「炭水化物」について説明してきていますが、細かく見るともっと栄養素はたくさんあります。
今回は9番目の栄養素である「酵素」について説明していきます。
酵素は9番目の栄養素
現在、タンパク質・糖質・脂質(脂肪分)・ビタミン・ミネラル(無機栄養素)・食物繊維・水の7つが7大栄養素と呼ばれていますが、これらと並んだ栄養成分が、「フィトケミカル」(抗酸化物質として作用する、野菜や果物の色素や辛味成分)、9番目が「酵素」です。
それだけ「酵素」という成分が人の体には欠かせない成分であることがわかってきました。
実際に、栄養を取り入れて体を作るのにも、毒素や老廃物を排出して病気を治すのにも、酵素が深く関わっています。
ここで最も重要なことは、「酵素は生きている」と言うことです。この部分が、タンパク質や脂質などの他の栄養素とは大きく違います。
これを家の建築にたとえてみると、ビタミンなど他の栄養素は、木材や壁土などの「資材」にあたり、さしあたり酵素は「大工さん」です。
いくら良質ないい資材があっても、「生きて」働く大工さんがいないと、家は建ちません。この大工さんの役目を、酵素は全ての生物の体内で行なっているのです。
しかもこの酵素は、「良い資材=良い栄養素」を瞬時に見分けて、あらゆる栄養素を小分けにしたり、栄養素を各器官へ適材適所に運搬したりしてくれる、とても大切な栄養素なのです。
酵素は現在わかっているだけでも、体内に13000種類以上もあると言われています。種類が多いのは、1つの酵素は1つの働きしか行わないためです。
アミラーゼという酵素は炭水化物を、プロテアーゼはタンパク質を分解しますが、アミラーゼがタンパク質や脂質を分解することはありません。
1つの仕事しか行わない頑固な職人さんのようですが、それぞれの酵素が忠実に自分の仕事をして、それによって正しい正常な生命活動をしているのです。
酵素がある「ローフード」の効果!
スコットランドの研究者であるオアー氏らが、興味深い実験をしています。
彼らは、2年半にわたってネズミをたくさん飼いました。A群1211匹のネズミには人間が食べるごく普通の25種類の加熱した食物を、B群の1706匹いのネズミには生野菜と生の牛乳を与えました。A群にはそれら人工的エサに加えて、ビタミン・ミネラルを補っているエサも加えました。
観察していくと、A群のネズミは繁殖能力に低下が見られ、感染症にかかりやすくなり、死後の解剖では、腸炎や肺炎、貧血などの症状が多く発見されました。肺や腎臓、生殖器などにも病気が出現し、ガンを発生させたネズミもいました。
このような病気は、ネズミの集団ではまれにしか出ない病気です。
そして一方のB群は・・・長く健康的だったようです。
また、アメリカのヘイザー博士は、4000匹のネズミを飼い、同じような実験をしました。
半数には自然なエサ、残りの半数には人間の食事(加熱した食物)を与えたろころ、前者は2年目の終わりになっても病気がなかったそうですが、後者は痛風や胃潰瘍、関節炎、肺結核など、多くの病気にかかってしまったと言います。いずれの実験でもキーとなったのは「酵素」でした。
酵素は生野菜や果物などに多く含まれています。しかし熱に弱いため(48度以上で死滅してしまう)、加熱した料理には含まれていません。
つまり、「酵素を含んでいる」生の食物がいかに病気に対して強い力を持っているかがわかります。更にいえば、ビタミン・ミネラルを摂っていても、生の食物からとれる酵素がなくては意味がないということです。
生き物には生食が必要
人間に限らず生き物全般には生食が必要です。
最近のアメリカの動物園の動物は、元気で病気をしなくなったと言われています。
特にシカゴのリンカーン・パーク動物園では、健康で長生きな動物ばかり。しかし、戦前(太平洋戦争前)は違いました。動物はみんなん病気ばかりで、短命だったのです。
なぜこんなに違いがあるのかと思いますか?
その違いは食べ物です。現在ライオンには生肉と骨だけを与え、時には生レバーも与えていると言います。猿にはバナナやリンゴ、オレンジといった果物と生の野菜。ここではどんな動物に対しても、生のものしか与えていません。
しかし以前は加熱食を多く与えており、戦後になってからビタミン・ミネラルを添加したエサを与えたけども病気が多く、動物たちは長生きできなかったのです。
ここで生食(酵素)について着目しました。
食事内容を徐々に改善していき、最終的に生食のみにしました。そうすることで長生きするようになり、その長生きするようになった評判を聞きつけ、現在アメリカの動物園がエサを生食に切り替えた結果、どこの動物も元気で長生きになったということです。
生食(酵素)がいかに大切か 。ということについて実証されたということになります。
ローフード(生食)ダイエット
加工食品や火が通った食べ物など「食物酵素」を含んでいないものは、体内に入ると「体内酵素」の消化酵素によって分解、吸収されます。
その分、消化に使われる酵素やエネルギーが必要になるので、体内にある代謝に使える酵素は少なくなってしまうのです。
対して、生、または生に近い状態のローフードは生きた「食物酵素」を含んでいるので、体内に入った後は自己消化します。使う潜在酵素の量が少なくて済むので、その分代謝に回せる酵素が確保できるのですね。
つまり、ローフードの摂取は食物酵素で体内酵素をサポートするということ。食物酵素を含んだローフードを食べることで体内酵素を温存するのです。
ローフードダイエットはローフードの摂取によって食物酵素を取り入れることで、貴重な体内酵素を無駄使いを防いで、「新陳代謝の活発化」や「老廃物の排出の促進」などの効果を高め効率的に痩せようという食事法です。
ローフードダイエットにおいて基本的な食べ物は以下の4つです。
- 生のもの
- 加工されていないもの
- 発酵食品など酵素が多く含まれているもの
- 加熱の場合は48度以下で調理されたもの
厳密に言えば乳製品であるヨーグルトも加工の工程を含んでいるのでローフードに含まれません。発酵食品とされるお豆腐や僕の大好きな納豆も完全なローフーディストは除外することもあるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人間の体に必要な第9の栄養素「酵素」。
「酵素」は生のものを食べることでしか補うことができません!「サラダ」などの生野菜を食べるようにして、ダイエット効果を向上させましょう。
一方「果物」は酵素が多く含まれますが、「糖質」が気になるところで、僕はオススメしていません。
ぜひ生野菜をたくさん摂るようにしてみてください。
まだ慌てるような時間じゃない、今日も落ち着いて一本行きましょう。
ではまた。
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